大麦たべて、すこやかファミリー 大麦食品推進協議会

大麦の健康情報

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  • 大麦に含まれるβ-グルカンとは
  • 世界の健康表示からみた大麦の健康効果の評価
  • 大麦の健康機能
  • 1.血中コレステロールを正常化する作用
  • 2.食後血糖値を穏やかにする作用
  • 3.プレバイオティクス効果
  • 4.満腹感の持続作用
  • 5.その他の健康機能、メタボ改善作用

大麦β-グルカンの食後血糖値の上昇抑制作用

1) 機能性の概要(まとめ)

 大麦β-グルカンは腸管内容物を高粘性のジェル態とし、食事で摂取した糖を閉じ込める。その結果、食事由来の糖(グルコース)が体内へ吸収されることを遅らせることができる。大麦β-グルカンを含む食品(大麦食品)の摂取は、食事による急激な血中グルコース濃度の上昇を抑えて、さらにグルコース濃度の上昇を感知して分泌されるインスリンの過剰分泌が抑えられて、血中のインスリン濃度を健康なレベルに維持するのを助ける。
 急激な血中グルコース濃度の上昇を抑制して、インスリンの分泌を抑えるような食事を励行することは糖尿病の発症予防につながることが知られている。
 吸収されやすい形態の糖(グルコース)を多量に摂取すると、血中グルコース濃度が急激に上昇し、さらに血糖値を正常値に戻すためインスリンが過剰に分泌される。これが繰り返えされるとインスリンの効果が低下して、血糖値が高いままの状態が続く(インスリン抵抗性という)。高血糖は、血管、体の器官や組織にダメージを与え、Ⅱ型糖尿病や心臓病のリスクを増加させると考えられている。

表 大麦β-グルカンの食後血糖値の上昇抑制作用

  • (1)食後血糖値の上昇を抑制する
  • (2)インスリン分泌を調節する
  • (3)糖尿病の発症予防に助けとなる
食品のGI値が食後血糖値に与える影響

 食品成分には「血糖値を上昇させやすいもの(高GI値の食品)」と「血糖値を上昇させにくいもの(低GI値の食品)」が存在している。血糖値(血中のグルコース濃度)は、でんぷんや糖など炭水化物を多く含む食品を摂取した場合に上昇し、これらの食品は高GI値の食品と呼ばれている。肉や魚などたんぱく質からなる食品や野菜など繊維質が多い食品を摂取した場合は血糖値の上昇への影響は小さく、これらの食品は低GI値の食品であるといえる。
 炭水化物からなる各食品のGI値が学術的に調べられており、大麦食品など食物繊維が多い食品は低GI値の食品であることが多数報告されている。一方、精製されたでんぷん質を含む食品である小麦粉製品(うどん、食パン)や米飯は、高GI 値の食品である。
 大麦食品あるいは大麦β-グルカンを多く含む食品は、低GI値の食品であり、図で示したように大麦の粒を摂取した場合、白パンを摂取した場合と比較して、食後血糖値の上昇が穏やかになり、急激な食後血糖値の上昇を抑制することに役立つのである。

図 食品のGI値が食後血糖値に与える影響

2) 摂取による作用機作

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